ホームのJ2ヴァンフォーレ甲府が、J1清水エスパルスとの「富士山ダービー」を制した。

 甲府は前半30分、MF阿部翔平(34)の左CKから、こぼれ球をFW森晃太(20)が右足で豪快に決め、先制した。その後もボールを保持し、積極的に仕掛けてJ1で3戦負けなしと好調の清水を最後まで苦しめた。

 森は、ルヴァン杯前節ホーム札幌戦(7日・3-0)でのプロ初ゴールに続き、2戦連発。「(プロ初ゴールが)いい形で取れて、それを続けようと思っていたので、今日も取れてよかったです。左サイドからのシュートは練習していたので、思い通りでした」と話した。

 甲府は、J2リーグ戦では2分け1敗と勝ちなしだが、ルヴァン杯ではJ1を相手に2連勝を挙げている。森は「ルヴァン杯のいい形が、リーグ戦へつながっていくと思う」と前向きに話した。