清水エスパルスはアウェーでJ2ヴァンフォーレ甲府に完封負けを喫した。

 先制を許し、追う展開だったがパスをつなげず、ボールを保持できない時間帯が続いた。

 前半13分には、DF清水航平(28)がドリブルで持ち上がり、シュートを放ったが枠をとらえられなかった。エースFW鄭大世(34)も、同16分にCKから放ったヘディングシュート1本のみ。屋久島出身で高卒ルーキーのFW高橋悟(18)は公式戦初先発を果たしたが、シュート0本に終わった。

 就任後、公式戦初黒星を喫したヤン・ヨンソン監督(57)は「甲府さんが、勝利に値する内容だった。我々は、前半(の内容)は全く納得していない。いつもなら、パスをつないで意図のある攻撃をしていたが、今日はそれが無かった」と強い口調で振り返った。フル出場した高橋は「まだまだだなと思った。もっと意識の部分から変えていかないといけない。練習や生活など全部をやり直して、またアピールできるようにしたい」と反省していた。