柏レイソルがFW伊東純也(25)の2ゴールの活躍でヴィッセル神戸に勝利し、公式戦4試合ぶりの勝利を飾った。

 今季開幕以来、チームは終盤に失点して勝ち点を逃す試合を多く経験してきた。この日は先制直後に追いつかれる嫌な展開ながらも、終盤にしっかりと勝ち越して勝ち点3をゲット。ホームのサポーターの前で最高の形で試合を締めくくった。

 MF大谷秀和主将(33)は「80分以降はしっかり守るよう意識していた。うちには得点を決めるクオリティーを持った選手が前にいるので。今日はJ(伊東)がチャンスを決めてくれた」と振り返った。

 これで神戸戦はここ10試合負けなし。4月には1次リーグ突破のかかる大事なACLの試合とリーグ戦を平行して戦っていく。この日はFWポドルスキやハーフナーら強力な相手攻撃陣にも体を張った守備で最後まで守りきった。大谷は「(神戸戦での)ひとつの成功体験みたいなものが必要かもしれないけど、ひとつひとつ勝っていくことが自信になっていくと思う。まずは勝って連戦をスタートできたのはよかった」と力強く話した。