浦和レッズはアウェーでジュビロ磐田に逆転負けし、05年シーズン以来クラブワーストタイとなる開幕5戦勝ちなし状態となった。

 MF柏木陽介主将はこの日はMF青木とボランチを組み出場。後半にはポストを直撃するミドルシュートを放つなど気を吐いたが、前半8分のPKから2点目が最後まで遠かった。開幕当初は1トップで臨んでいたが、中断前の広島戦から2トップを採用。なかなか結果に結びつかない中、試合後は「フォーメーションの問題ではないと思う。簡単に中に(ボールを)入れすぎている。相手のDFがそろっているのに入れても。高い選手がいるチームじゃないし、何度でも(攻撃を)やりなおして相手を動かしていかないと」と悔しそうに話した。

 代表活動による約2週間の中断期間で改善を目指したが、すぐに結果には表れなかった。「キャプテンとしての力不足。情けない」と自分を責めた柏木は「どの選手がいいのか、チームとしてうまく機能するのか見極めるのもあり。今試合に出ていない人はチャンスと思ってやってくれるし、自分たちもそれに負けないようにやらなくちゃいけない」と、固定されているメンバーをリセットすることも考えながらの改善が必要だという考えを口にした。