湘南ベルマーレの水谷尚人社長は4日、フィットネスクラブ運営のRIZAP(ライザップ)グループの出資を受けて傘下に入る方向であると認めた。ライザップと筆頭株主の三栄建築設計による持ち株会社設立に向けた協議について、「話しているのは事実」と語り、ライザップ側も「出資比率、役員の割合含め協議は最終段階」とコメント。6日にも正式発表される見込みだ。

 湘南は99年にフジタが経営から撤退後、市民クラブとして歩んできた。16年度はJ1全18クラブで下から2番目の営業収益16億3000万円という経営規模で、例年主力を引き抜かれてきた。真壁会長は「2年前から親会社を探さないといかんと動いていた。来た道を戻るのか、さらに上がるのか…それが経営判断」と語った。