セレッソ大阪がFC東京に競り勝ち、4連勝を飾った。0-0の後半29分、相手のミスを突いてFW高木俊幸(26)が、決勝ゴールを決めた。3月2日札幌戦以来となる今季2点目。「自分にも結果がほしかった。どんなゴールでも貪欲に狙った」。ボールがこぼれてくる場面を信じ、走ってゴール前に詰め続けた結果だった。

 前節の川崎フロンターレ戦では、高木が「仲良くしている」というMF福満隆貴(26)がゴールを決めている。「今度は自分がやる番と、前節がいい刺激になった」。そして負傷離脱後に左サイドを任されることになったMF清武弘嗣(28)も完全復帰が間近。「キヨくんがケガした直後は結果を出せず、もどかしさと悔しさがあった。(復帰は)自分にとっていい刺激。この結果に満足してはいけない」。激しい競争が繰り広げられる中で、高木もあらためてその意識を強く持った。