横浜F・マリノスDF中沢佑二(40)は、後半13分に先制しながら、同23、34分と連続失点しての敗戦に「チームとして2点目を取らないといけないし、サイドの裏を狙われ、簡単に失点してしまっている。粘り強く守っていかないといけない」と反省した。

 2失点目は、かつて横浜でもプレーしたヴィッセル神戸FW渡辺千真(31)に左サイドに進入された。中沢も追い掛け、スライディングで止めにいったが、渡辺が放ったシュートが中沢に当たり、ループシュートのような浮き球となって、GK飯倉大樹(31)の伸ばした手をわずかに越えてゴールネットを揺らした。

 中沢は「あれも取られ方が悪い。俺も(ボールに)触っちゃったんだよね。俺に当たって浮いちゃったから…当たらなかったら大樹は取れていたかな? と。無理にスライディングしなくても良かったかな。大樹に申し訳なかった。反省しました」と失点シーンを振り返った。

 連敗で、降格圏の16位に転落した。「うちは手数をかけて攻め、横がワイドなサッカーをしているので、縦に速いサッカーをされると、戻ってくる人数が足りず何秒かで(相手攻撃陣が自陣)ゴールまで行っちゃう。相手も研究してくる。しっかりとラインを下げるタイミング、中盤との連動性を磨いていかないと同じことを繰り返す」と守備の連動性の向上が必要だと繰り返した。【村上幸将】