J2アルビレックス新潟が1次リーグ初勝利を挙げた。J1ベガルタ仙台に3-1でJ2リーグ戦第6節徳島ヴォルティス戦以来、公式戦5試合ぶりの白星。順位は4位で、勝ち点を4にした。

 新潟は連動したプレスと出足の早い守備で仙台に主導権を握らせなかった。「自分たちのサッカーができれば勝てる。勝てないのはできていないから」。鈴木政一監督(63)が常に求めていた「らしい」戦いぶりで、勝ち点3を奪った。

 前半22分、左サイド深くに入ったDF渡辺泰基(18)がクロス。これを相手DFが処理を誤りオウンゴールに。その10分後には、MF伊藤優汰(25)の右クロスをMF田中達也(35)が押し込んだ。田中は仙台との前回アウェーでの対戦に続き、このカード2戦連発になった。後半43分にはFWターレス(22)がPKで来日初得点を挙げる。

 リーグ戦は3連敗とトンネルに入ったまま。その中でリーグ戦前節栃木戦からスタメン総入れ替えで臨んだ。この試合が今季初スタメンのMFブルーノ・メネゲウ(30)は「出る可能性があると思い、準備している」。セカンドメンバーが意地を見せる。【斎藤慎一郎】