白熱の大阪ダービーはガンバ大阪が制した。ホームのG大阪は、東福岡高出身の高卒2年目MF高江がJ1デビュー戦で初先発。かつてセレッソ大阪で指揮を執ったレビークルピ監督は、初めての古巣との対戦となった。

 前半11分、G大阪がいきなりアクシデントに見舞われた。相手GKからのゴールキックをクリアしようとしたGK東口と、DF三浦が激突。東口の右頬に三浦の頭が入ってしまった。両者倒れるが笛は鳴らず、プレーは続行。あわてて立ち上がった東口が、C大阪FW柿谷のヘディングシュートを止めた。だが、直後に東口が倒れ中断。チームドクターから続行不可能の指示が出て、GK林と交代。林は急きょ、J1デビューとなった。

 それでも、先制はG大阪だった。同39分にFWファン・ウィジョが、ペナルティーエリア内で仕掛けると、相手に倒されてPKを獲得。同41分、相手GKのキム・ジンヒョンとの韓国対決を制し、しっかり決めた。ファンは今季6点目。両軍、意地がぶつかり合った前半はG大阪の1点リードで折り返した。

 後半もお互い攻め続け、気持ちの強さが光った。最後はG大阪が1点を守り抜いた。