北海道コンサドーレ札幌は退場者による数的不利のピンチもドローに持ち込み、8戦負けなしとJ1でのクラブ記録を更新した。1-1の後半28分、DFキム・ミンテが2枚目のイエローカードで退場したが、5分後にMFチャナティップのゴールで勝ち越した。後半ロスタイムにセットプレーから追いつかれたが、中2、3日での試合が続き、疲労もたまる中、敵地での勝ち点1。今季3点目のチャナティップが「チームの勝利につながれば、もっとうれしかったけど」と素直に喜ばなかったのは、それだけチームが好調であることの証左だった。

 クラブのアウェーでの無敗記録も5試合に更新し、4位をキープ。ペトロビッチ監督は「勝利を逃し後味が悪いようだけど、連戦で選手は1人少ない中、頑張ってくれた。(勝ち点を)1ポイント取れて満足できた」と、前向きに捉えた。