FC東京FW永井謙佑(29)がワールドカップメンバー入りへ猛アピールした。2-0で勝った川崎フロンターレ戦に先発。無得点だったものの、50メートル5秒8の快足を生かした前線からの守備で昨季王者の完封に貢献。「健太さん(長谷川監督)から『灰になるまで走れ。足がつったら代えてやる』と言われたので」と苦笑いも、1人でボール奪取からフィニッシュまで持ち込む迫力は十分だった。長谷川監督も「今日のMVP」と手放しでたたえた。

 視察した日本代表の森保コーチも絶賛。永井について「状態がいい選手がいたと西野監督に伝えないといけない」と、指揮官が欧州から帰国後のスタッフ会議で永井を推薦すると明言した。当の永井は「特に意識してない」と自然体も、14日の予備登録締め切りまで目が離せなくなってきた。