ジュビロ磐田が、今季3度目の静岡ダービーで宿敵から初勝利を挙げた。

 筑波大卒のルーキー、FW中野誠也(22)が、勝利の立役者となった。

 0-0の後半13分。カウンターを仕掛けると、MF荒木大吾(24)のスルーパスに反応。絶妙なタイミングで相手DFの背後に抜けだし、右足で先制点を決めた。同20分に一時は同点とされたが、同23分。荒木の右クロスを頭で合わせ、ネットを揺らした。この1点が決勝点となり、中野は「自分の良さが出せたゴールだったと思います」と、笑顔で振り返った。

 勝ち点を9に伸ばしたチームは、B組2位に浮上。16日のアウェー甲府戦に勝てば、1次リーグ突破が決まる。