777弾で5連勝だ。J2モンテディオ山形のエースFW阪野豊史(28)が、7月7日のアウェー横浜FC戦で今季7ゴール目に挑む。4日、山形県総合運動公園内でミニゲーム中心のメニューをこなした阪野は、1トップに入りボレーシュートを決めるなど軽快な動きで好調をアピールした。現在チームトップタイの6ゴールをマークしているが、今季は15得点を目標に掲げる。七夕の日に7点目をたたきだし、チームを12年以来6季ぶりとなる5連勝に貢献したい。

 昨季は10ゴールを目標に掲げ13得点をマーク。今季は前半戦を終え昨年を上回る6ゴール3アシストと勢いに乗る。好調を引き出しているのがMF南秀仁(25)、小林成豪(24)の2シャドーだ。

 阪野 シャドーの2人が連係面を大切にするタイプ。3人が高い位置でボールを奪って前を向いてプレーできている。中央をしっかり崩せているし怖さを出せればサイドのスペースも空いてくる。いいコンビネーションで選択肢も増えてきたし自信を持ってやれている。

 後半戦スタートとなる一戦は、勝てば現在6位の横浜FCと順位が入れ替わるだけに自らのゴールで勝ち点3を積み上げたい。「全試合に出続けて15点は取りたいが、まずは2桁得点。しっかりとした守備からいいボールがもらえるように頑張って連勝につなげたい」。今オフにはインドに放浪の旅に出て野性味に磨きを掛けてきた。すごみを増した阪野が、トリプルセブン弾で昇格に弾みをつける。【下田雄一】