浦和レッズがFW興梠慎三(32)の7年連続でのリーグ2ケタとなる今季10点目などで、川崎フロンターレを下した。川崎Fはアウェーで17戦無敗を続けてきたが、昨年6月2日の日産スタジアムでの横浜F・マリノス戦以来、アウェーで黒星を喫し連勝も4でストップした。

 浦和は前半7分、DF岩波拓也(24)のロングボールにMF武藤雄樹(29)が右サイドでぬけだした。武藤は中央に入ってきたFW興梠にグラウンダーのクロスを送ると、興梠が右足でループシュート。7年連続でリーグ2ケタ得点となる今季10点目で先制した。

 川崎Fも前半31分、MF中村憲剛(37)のパスに抜け出したFW小林悠(30)がGKと1対1になるチャンスを迎えたが惜しくも枠の左に外れた。小林は、同37分にはF奈良竜樹(24)からのロングパスに抜けだし再びGKと1対1に。今度は浦和GK西川周作(32)にセーブされた。小林は後半21分にも西川との1対1を決めきれず。逆に浦和は後半ロスタイム、FW李忠成が倒されて得たPKをFWファブリシオが決め試合を決めた。