ベガルタ仙台がFW西村拓真(21)の今季日本人得点ランク2位タイとなる9ゴール目でダメを押し、8位に浮上した。

 後半途中出場し、1-0の35分に自陣から約60メートルをドリブルで駆け上がり右足を一閃(いっせん)。「相手GKが前に出てこなかったので自分で狙った。前節外していたので無心でやることを心掛けた。日々の積み重ねが少しずつ形になってきた」と振り返った。

 渡辺晋監督(44)は「(西村は)ゴール前での落ち着きが飛躍した部分。相手を見ながらプレーすることができている。ここ3試合、失点が多くて勝ちきれなかったが、原理原則を取り戻してしっかりとクリーンシートで抑えることができた。全員が気持ちも内容も引き締めて戦ってくれた」と振り返った。