ヴィッセル神戸、ガンバ大阪は13日、FW渡辺千真(32)がG大阪へ完全移籍し、G大阪からFW長沢駿(29)が期限付き移籍で神戸に加入することを発表した。FW同士の“トレード”のような形となった。

 渡辺は、クラブを通して「シーズン半ばでチームを離れることに、葛藤はありましたが、今後のキャリアを考え決断しました。クラブがこの決断に理解をしてくれ、感謝しています」とコメント。「素晴らしい仲間とファン、サポーターの皆さまのおかげで、とても幸せな3年半でした。大好きなチームを離れるのは寂しいですが、自分の決断に誇りをもって、新しいチームでも頑張っていきます」と、完全移籍への決意を述べた。

 渡辺は15年に神戸に加入し、昨季までは主将も務めていた。

 一方、長沢は昨季G大阪でリーグ戦9得点、チーム得点王の活躍だった。192センチの長身FWは、来年1月31日までの期限付き移籍が決まり「自分が持っているものを全て出し、チームのために全力で戦いたいと思います。早く認めてもらえるように、結果を出していきたいと思います」と意気込みの声を寄せた。