ガンバ大阪がホームで大敗した。直近のJ1川崎フロンターレ戦から10人を入れ替えて主力を“温存”。先発11人の平均24・03歳という若手主体で臨んだ。だが、開始2分に失点すると、相手に主導権を握られたまま4失点。決定機を作っても、決めきることができなかった。

宮本恒靖監督(41)は「若い選手が、これからのリーグ戦で、チームの力になってくれることを期待してピッチに送り出した。だが、パフォーマンスが足りなかった。チョイスした自分が間違っていたと思う」。特に守備面ではもろさが見えた。指揮官は「連動した守備から、奪いにいくところで強さが足りない」と嘆いた。

その中で、出場した30代の2人は厳しい現状を受け入れた。30歳のDF米倉は「実力負けした。何も出来ていない。こういうチーム状況(J1リーグ戦でJ2降格圏の17位)で今日出たメンバーが勢いづけられたらいいと思っていたので、話にならない」。出場メンバー最年長の34歳MF藤本は「0-4は恥でしかない。(若手を)気持ち良くやらせてあげられなかったのも自分の責任」とした。

若手組は猛省。高卒2年目のMF高は「こういう時こそ結果を出さないといけなかった。1、2失点目の後、修正できなかった」。DF野田は「立ち上がり、相手に押されてしまった。立ち上がりが全て」と肩を落とした。

G大阪は、14年から4年連続で準決勝に進出し、うち3回、決勝に進んでいる。準々決勝はホームアンドアウェー方式で9日に第2戦が控える。5年連続の4強入りには、アウェーで4得点以上が必要となった。