ベガルタ仙台が7月のホーム戦でクラブワーストとなる8失点を喫した因縁の相手にまたもや大敗し、今季3度目の2連敗を喫した。

今季ペナルティーエリア外(ペナ外)からの得点がリーグ最多を誇る横浜F・マリノスにまたもやられた。7月のホーム戦でだめ押しミドルをくらったDF山中亮輔(25)に「ペナ外」から先制ゴールを許したダメージを引きずってしまった。1-2で迎えた後半に立て続けに3点を奪われ突き放された。

1点ビハインドで反転攻勢を仕掛けた後半、度重なる微妙なジャッジで流れをそがれるシーンも目立った。左サイドでボールを保持したMF関口訓充(32)が相手マークに足元をスパイクされた場面でノーファウル。脱げたスパイクでアピールしたが判定は覆らなかった。4点目の失点も直前の相手ハンドを見逃されたことがきっかけ。ゴールのリプレー画面に相手ハンドが大きく映し出されると仙台サポーター席から大ブーイングがわき起こった。関口は「多少なりとも疑問に思うシーンはあったが仕方がない。負けを認めて自分たちの多々ある直すべき修正点を改善して次節に臨みたい」。渡辺晋監督(44)は「ジャッジに対しては何を言っても覆らないので、ここで何かを申し上げることはありません」と話した。