ベガルタ仙台の「クローザー」DF椎橋慧也(21)が、7日のホーム浦和レッズ戦で本職ボランチでの初先発が濃厚となった。

4日、仙台市紫山サッカー場で行われたミニゲームで主力組に入り、攻守で迷いなくプレー。チームは現在ホームで4連勝中だが、浦和戦は6連敗中。通算成績も3勝7分け11敗と大きく負け越す。フレッシュな守備職人が、ホームで連敗を阻止する。

椎橋は今季、センターバックとして9試合に先発出場。主に勝ちゲームの閉め役として、ベンチスタートからの途中起用はあるが、攻守の要として先発出場すればリーグ戦初となる。

椎橋 調子はすごくいいので、このチャンスを生かしたい。真ん中はボールを奪ってからの展開力が求められる。選手の特徴も分かっているので、ボールを取り返したら前線で駆け引きする選手の動きに合わせて展開できれば。びびってボールを受けるより、ミスしても怖がらずに受けた方がまし。中央は360度から敵がくるので、いい準備をして臨みたい。

渡辺晋監督(44)は「練習ゲームのパフォーマンスが良かったことは評価している」と期待を寄せた。【下田雄一】