北海道コンサドーレ札幌は逆転負けを喫し、2連勝はならなかった。

前半21分、FWジェイ(36)が左足でミドルシュートを流し込み、先制した。出場8試合ぶりのゴールだったが、3分後に同点に追いつかれると、42分に勝ち越しを許した。後半、チャンスもあったが決められず、巻き返せなかった。

主力3選手の出場停止も響いた。ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は普段とは違う4バックの布陣を指示した。試合2日前の練習から試していた。「相手は3トップで横幅いっぱいにポジションを取る。(普段の守備時の)5枚では人が多い。マリノスの中盤は流動的。動きのある選手を起用し、しっかり対応していこうという狙いがあった」と説明。だが、今季リーグ最多得点をマークする相手の攻撃を封じることはできなかった。

指揮官は「引き続き全力で戦い、できるだけ上位に」と、残り6試合を見据えた。現在4位からの初のACL圏内3位浮上を諦めない。