サガン鳥栖が3-2で、ベガルタ仙台に競り勝った。勝ち点を33に伸ばし、J2自動降格圏を脱出した。18日にコーチから昇格した金明輝新監督は、初戦で初白星となった。仙台のホーム無敗は「6」で止まった。

先制したは鳥栖。前半38分、CKから相手のクリアボールをダイレクトで右足を振り抜いたMF高橋義希が豪快に突き刺し、今季リーグ初得点。直後の39分には、元スペイン代表FWフェルナンドトーレスが、FW小野裕二からの左クロスをニアで頭で合わせて、Jリーグ2ゴール目。8月26日のガンバ大阪戦(3○0、ベアスタ)以来となった。仙台も、同41分に仙台FW野津田岳人がPKを落ち着いて決めた。鳥栖が2-1とリードして、前半を折り返した。

後半13分、仙台はMF梁勇基のFKを、FW石原直樹が左足でスライディングシュートを決めて、同点に追いついた。鳥栖も同19分、FW金崎夢生がボールを受けると約30メートルを独走。シュートは相手にブロックされたが、前線を活気づけた。同29分のヘディングシュートも、ゴールわずか上。同30分にはフェルナンドトーレスと小野裕二に代えて、MF安在和樹とFW趙東建を投入。同33分、安在の右CKをゴール前でDFジョアン・オマリが頭で合わせて勝ち越した。

後半41分50秒に、雷雨により中断するハプニング。約45分後の午後4時33分から再開した。