J2モンテディオ山形は4日、J1ベガルタ仙台との天皇杯準決勝「みちのくダービー」(ユアスタ、午後7時開始)に向け、山形・天童市内で前日練習を行った。

ミニゲームやPK練習を行い、今大会2戦連発中のFW阪野豊史(28)は「ライバル対決という中で、ここで勝って力の差がないことを証明したい」。クロスボールからのシュート練習でネットを揺らすなど3戦連続ゴールで勝利を導く。今季J2でチーム最多12得点のMF小林成豪(24)も「仙台がハイボールに強いのは分かっている」。持ち味のスピードを生かした攻撃で攻略に挑む。

みちのくダービーは15年9月26日にJ1で対戦(1△1)して以来、約3年ぶり。対戦成績は山形の18勝16分け22敗。木山隆之監督(46)も「仙台はJ1でずっと戦っているチーム。力は我々より上だが、守備をしっかりしながら、地に足をつけてやっていけば勝機はあると思う」。14年以来2度目の決勝進出へ、柏レイソル、FC東京、川崎フロンターレに続くJ1撃破を虎視眈々(たんたん)と狙う。