ベガルタ仙台は29日、元モザンビーク代表DFシマオ・マテ(30)の来季加入が内定したことを発表した。来日後にメディカルチェックを経て、正式契約となる。

マテは身長180センチのセンターバック。プロのキャリアをスタートさせたギリシャのパナシナイコスや、スペイン1部リーグのレバンテなど欧州で活躍した後、昨年からはカタールのアルアハリでプレーしていた。今季、仙台は7月の横浜F・マリノス戦で8失点するなど守備の破綻が目立ち、立て直しは急務だった。マテはクラブを通じ「素晴らしいクラブの一員となることに、大きな希望と責任を感じています。勝利、発展のため自分のストロングポイントを発揮して戦います」と、頼もしいコメントを寄せた。

さらに、北海道コンサドーレ札幌からMF兵藤慎剛(33)、今季途中にガンバ大阪からヴィッセル神戸へ期限付き移籍をしていたFW長沢駿(30)が、それぞれ完全移籍で加入してくることも発表された。長沢は17年にG大阪で10ゴールを決めている。今季は2ゴールに終わっただけに「がむしゃらに戦います。ゴールで信頼を勝ち取りたい」とコメント。ストライカーとして強い覚悟を示していた。