第97回全国高校サッカー選手権大会が30日、東京・駒沢陸上競技場で開幕し、開会式では東北勢6校も堂々と行進した。2年ぶりの優勝に挑む22年連続24度目出場の青森山田は来年1月2日の2回戦から出陣する。

J1北海道コンサドーレ札幌入りが内定している青森山田のエースMF檀崎竜孔(3年)が、プレミアリーグ得点王の実力を発揮し、2年ぶりの優勝を目指す。今季は2年連続リーグ戦のチャンピオンシップ出場を逃したが、出場選手最多の16得点を挙げチームをけん引。「自分が得点を決めた試合では負けていないので、自分の結果が勝敗を分けるという意識は持っている。昨年から悔しい思いをしてきたので、結果を出し続けて最後の選手権は優勝で終わりたい」と意気込んだ。

27日に行われた石川県代表の星稜との練習試合(5-1で勝利)では、1ゴール4アシストとすべての得点に絡み、本番へ向けた最終調整を締めくくった。頭を丸刈りにし、気持ちを新たに最後の選手権に挑む。