初出場で8強の瀬戸内(広島)が4日、日本航空(山梨)との準々決勝(5日、フクアリ)を前に横浜市の日体大健志台キャンパスで調整した。西日本の強豪が立て続けに敗れ、西の最後のとりでとなった。

安藤正晴監督(45)は「(準決勝、決勝の舞台)埼スタを目指すというより、おまけでここまできた。選手たちも意識はないはず」と明るい表情で練習に取り組む選手たちを見守った。

期待は2試合全3得点をあげているFW中川歩夢(2年)だ。「すごくいい状態。ここまできたら得点王も狙っていきたい」。ここまで対戦相手の守備を動画で研究し、イメージを作って臨んだ結果が結びついているという。

もちろん、日本航空の動画も「夜にしっかり見ます」。今どきならではの対策法で、3戦連発を狙う。