ガンバ大阪の宮本恒靖監督(42)が、選手にスタートダッシュを厳命した。20日は大阪・吹田市内で非公開練習。就任2年目の指揮官は、横浜との開幕戦(23日、パナスタ)に向けて「選手みんな気持ちが入っている。1戦1戦勝っても負けても、切り替えて戦っていきたい」。ミーティングではスタートダッシュの重要性を繰り返し説いてきた。

レビークルピ前監督体制だった昨季は、開幕6戦で1分け5敗。初勝利は4月だった。序盤の低迷が響き、残留争いした過去はもう繰り返さない。当時、トップチームコーチ兼U-23監督として苦境を知る指揮官。今季は選手の肉体、精神状態の把握にも努めた。「気持ちは上がってきているなと感じる。一体感を持っている」と手ごたえも。昨季、途中就任の宮本監督は初の開幕戦。勝てば11年C大阪戦以来、8年ぶりの開幕白星となる。【小杉舞】