ジュビロ磐田FW川又堅碁(29)が、1日の次節アウェー広島戦での今季初先発へ闘志を燃やした。

26日、磐田大久保グラウンドでの調整に参加。23日の開幕戦では故障明けを考慮して先発を外れたが、「もう大丈夫」ときっぱり。約2時間の練習で、精力的にフルメニューをこなした。

“出遅れた”一方で、開幕戦で早々と今季1号をマークした。後半9分から途中出場すると、同26分。MF山田大記(30)の左クロスを頭で合わせ、豪快にたたきこんだ。「やっぱり、FWは(点を)取るのと、取らないのでは全然違う」。完全復活に向けて、何よりのプラス材料を得た。

リーグ戦での敵地広島戦は、09年7月の勝利を最後に7戦未勝利中。川又が加入した17年以降は、いずれも0-0に終わっている。「相手どうこうではなく、先に点を取って優位にたつことが大切。その勢いを自分がチームに与えたい。そのために、とにかくコンディションを上げることに集中していく」と、2戦連発に照準を定めた。

鬼門突破で今季初勝利へ、エースが状態を上げて出番に備える。【前田和哉】