V・ファーレン長崎は相手の猛攻をしのぎ、スコアレスドローで勝ち点1をもぎ取った。

試合前から手倉森誠監督(51)は選手に「福岡の開幕戦で相手はアグレッシブにくるし激闘を覚悟しようと伝えていた」と話したように、前半はほとんどチャンスなく、守備をする時間帯が多かった。

「前半にチャンスがあったが、あそこで決められるようになれば、したたかなチームになれると思う」と厳しい見方をしつつも、「無敗、無失点できている。チームとしても、たくましくなれるチャンスだと。あれだけ攻められても、じれずに耐えられたのは自信になった」と収穫も忘れなかった。

昨年まで在籍していた福岡との古巣対決となったDF亀川諒史(25)は左サイドバックでフル出場。「試合前から楽しみだった。変な感覚はあったが、試合後に福岡サポーターにあいさつに行ったら拍手がわき起こって…。こみ上げるものがあった。これからもっと頑張らないといけないと思った」と感慨深げだった。