北海道コンサドーレ札幌ミハイロ・ペトロビッチ監督(61)が5日、チーム内競争激化へ、リーグ戦の控え組にハッパを掛けた。6日、ルヴァン杯初戦の横浜F・マリノス戦(ニッパツ三ツ沢球技場)には、第2節浦和レッズ戦(2日)から、先発を総入れ替えで臨む。「私の判断がこれまで間違っていたというプレッシャーを掛けてほしい」と、レギュラーを脅かす活躍を期待した。スタメン出場の可能性もある高卒ルーキーMF檀崎竜孔(18)も、プロデビューを待ち望んだ。

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MF檀崎がプロデビューを待ち望んだ。ルヴァン杯横浜戦へ向けたこの日のセットプレー練習では、主力組に入った。先発出場の可能性もあり、「デビューするかもしれないので楽しみ。しっかり自分の持ってる力を出し切れれば」と意気込んだ。

青森山田で全国高校選手権日本一に輝いた高卒ルーキーが、初々しさをのぞかせた。「選手権とか大舞台でも緊張はしなかったけど、プロの試合は初めてなので、考えただけで緊張します」。攻撃陣として求められるのは得点。「ルヴァンでしっかり結果を残せば、リーグ戦にも絡めると思っているので、まずはルヴァンで結果を残す」と、積極的に攻めるつもりだ。プロとしての記念すべき第一歩が近づいている。

◆札幌の主な高卒新人デビュー MF宮沢は1年目の08年、J1リーグ戦第10節京都戦で初出場を果たした。MF荒野はプロ入り前の札幌U-18時代(10年)にJ2リーグ戦第31節富山戦に出場。このときの17歳6カ月4日は、クラブ最年少記録。今季の新人で檀崎と同期となるDF中村も、2種登録選手だった昨季、ルヴァン杯第4戦磐田戦で17歳8カ月26日で途中出場し公式戦デビュー。同杯のクラブ最年少記録を更新した。