J1仙台DF大岩一貴主将(29)がDFラインを統率し、今季リーグ戦初勝利を目指す。17日のアウェー湘南戦にスタメン出場が濃厚の大岩は16日、仙台市紫山サッカー場でミニゲーム中心の最終調整に臨み、守備面での手応えを口にした。

昨年、湘南とのリーグ戦では3-1、4-1で勝利したが、いずれも失点しており、今度こそクリーンシート(完封)の勝利を飾る。

練習を終えた大岩は「上げすぎてもよくないが、ラインを押し上げるときはバラバラにならないように、5人そろって押し上げるようにしたい」と意思統一を心がけ、最終ラインの手綱をさばいてみせる。

ここまで公式戦5試合を戦い2勝1分け2敗の五分だが、クリーンシートでの勝利がない。守備ブロックに手応えを感じているだけに、無失点に抑えたい思いは強い。「今の戦術でも、0に抑えられるように変えていきたい。もっとよくなると思うし、しっかりできるように個人のポジショニングだったり、コーチングの掛け合いだったり、自分の役割をしっかりと果たしていきたい」と完封にこだわりながら、リーグ戦初勝利を目指す。【下田雄一】