浦和レッズの移籍組が活躍し、逆転勝利を飾った。

FW杉本が移籍後初ゴール、DF山中は初アシスト。今季セレッソ大阪から浦和に加入した杉本にとっては古巣戦。過去、東京Vや川崎Fに在籍した時にはカテゴリーが違ったため、初めて下部組織から育ったC大阪との対戦となった。

前半7分、ホームのC大阪が最初に好機をつかむ。MF松田の右クロスにFW都倉が頭で合わせるも、わずかゴール左にそれた。

一方の浦和は後半11分、カウンターでMF柏木から杉本へ渡り、ドリブルで切り込んだ杉本がペナルティーエリア外から右足でシュート。移籍後、ACL含めて公式戦4試合目の出場となった杉本は今季初シュートを放ったが、相手GKに阻まれた。

先制したのはC大阪。後半19分、MFソウザが左サイドから直接FKを決めた。ゴール右ネットを揺らして今季得点した。

反撃に出る浦和はオリベイラ監督が動いた。後半31分にMFマルティノスと今季横浜から加入したDF山中を投入。その山中が最初のプレーで強烈なライナー性のFKを蹴り、FW興梠が頭で合わせて追い付いた。続く同35分、ペナルティーエリア内でMFマルティノスが倒されてPKを獲得。杉本がボールを離さず、同37分にきっちり決めて移籍後初ゴールを挙げた。

浦和は2連勝、C大阪は3連敗で公式戦5試合勝ちなしとなった。