アビスパ福岡U12が九州を制し、初の全国決勝大会へ駒を進めた。

トーナメント1回戦から大量得点で危なげなく勝ち進んだ。決勝戦では全国大会をにらみ「(選手総入れ替えの)チビリンピックルールに慣れるため」(井上孝浩監督)と主力3人を温存したが、試合開始早々に杉谷俊哉が得点を奪い先制。さらに藤川翔馬、下山誠史が次々に得点し選手層の厚さを見せつけた。

今大会は新チームで初めての大きな大会。卒業する6年生は昨年12月の全日本少年サッカー選手権で全国3位に輝いた。井上監督は「3位でも悔しいという気持ちがあった。今回のメンバーにも昨年のベンチに入っていた子もいる。その悔しさを忘れないで戦ってくれた」と語り、「九州大会優勝で満足してほしくない。目指すは日本一しかない」と厳しい言葉を並べた。

チームをまとめた重松怜音主将も気持ちは同じ。「日々の練習からみんなの気持ちをまとめて全国優勝できるよう努力していきたい」と優勝の喜びよりも次を目指していた。

現在は関東勢が5連覇中のチビリンピック全国大会で九州勢初のJA全農杯を勝ち取るため、5月3日のキックオフまで努力し続ける。

 

▽準決勝

PLEASURE・SC2-2(PK3-2)ZYG・FC

 

アビスパ福岡U12 3-0FC・Ants

 

▽決勝

アビスパ福岡U12 3-2PLEASURE・SC

 

<主催>日刊スポーツ新聞社、九州サッカー協会<後援>日本サッカー協会<主管>九州サッカー協会ジュニア委員会、佐賀県サッカー協会第4種委員会<特別協賛>全国農業協同組合連合会(JA全農)<協賛>佐賀県農業協同組合、熊本県経済農業協同組合連合会、宮崎県経済農業協同組合連合会、鹿児島県経済農業協同組合連合会、沖縄県農業協同組合、協伸商会