サンフレッチェ広島が4連勝を飾り、昨年9月以来の首位に浮上した。ホーム・ガンバ大阪戦は3-0で完勝し、5試合連続無失点のクラブ記録まで樹立。開始2分にMF柏の2試合ぶりの得点で先制し、同7分にはMF柴崎がミドルシュートで今季初得点。複数得点は今季初めてで、着実に加点してリードを広げた。1失点した開幕戦以後、ゴールを割らせていない守備陣も屈指の安定感を見せた。

5試合連続無失点はJ1全体では4位タイ。城福監督は「GKのビッグセーブも必要だけど、チーム全員で勝ち取った新記録」と喜んだ。下部組織育ちの19歳で今季ゴールマウスを守るGK大迫は、前半43分の相手の決定機を守りきるなど成長著しく「体が勝手に動いていた。みんなが体を張ってくれるから止めやすい」。攻守がかみ合い、開幕6戦無敗の広島が4年ぶりの優勝を目指す。