来季セレッソ大阪への入団が決まっている神奈川・桐光学園高3年のU-20日本代表MF西川潤(17)が、ホーム北海道コンサドーレ札幌戦でリーグ戦デビューを飾った。17歳1カ月23日でのデビューは、C大阪では柿谷曜一朗(29)の16歳10カ月23日に次ぐ2番目の年少記録。

0-1の後半39分に投入され同45分、ドリブルで持ち込み左足シュートもGK正面。「(ゴール前に)持っていけるけどシュートが。寄せのスピードとか、ルヴァン杯でやってきたものとはもう1段階上のレベル」と話した。

チームは今季3度目の完封負け。ロティーナ監督も「若いが大きなタレント性がある」と局面を打開する切り札として送り出した。西川は「監督もリスクを冒してだと思う。(出場時間)10分少しの中でチャンスは1、2回。そこで決めるか決められないかが重要」。貴重な経験を積んだ。14日からはU-20日本代表合宿で「セレッソでやれていることは自信になる」。未来のエースは確かな1歩を踏み出した。【実藤健一】

▼J1年少出場 C大阪MF西川がJ1初出場。17歳1カ月23日でのJ1デビューは歴代12位の年少記録だが、上位11人はいずれもJリーグのユースチーム所属の2種登録選手だった。西川は桐光学園高在学中のJリーグ特別指定選手。大学、高校などのサッカー部に在籍したままJリーグの試合に出場可能な特別指定選手としては、今回の西川の記録が最年少。