北海道コンサドーレ札幌FWアンデルソン・ロペス(25)にとっては“幻のゴール”だった。4試合ぶりの勝利を挙げたC大阪戦から一夜明けた14日、先発組は札幌・宮の沢でリカバリーを行った。

決勝点を挙げたのは後半35分のDF進藤亮佑(22)だが、得点後に喜びを爆発させたのはロペス。その理由を「自分のゴールなのかと思ったんだ。触ったかなと思って。ボールの軌道が変わってゴールに入った気がして」と明かした。

得点は右CKからの進藤のヘディングシュート。ゴール前でロペスはGKと競りながら無我夢中に左足を伸ばした。ボールがゴールへ吸い込まれると両手を広げて走り、大喜び。駆け寄ったチームメートから祝福された。会場中がロペスの今季6点目と思っていたが、得点者にアナウンスされたのは進藤。1人残され、祝福を受けられなかった進藤からは試合後、ボールに触れたか“事情聴取”され「自分でもわからないんだ」と、答えたという。

気持ちを切り替え「ここ3試合得点していないから、次節はその悔しさをぶつけられたら」。20日横浜戦(札幌ド)でのゴールを狙っている。【保坂果那】