ベガルタ仙台のMF椎橋慧也(21)が、20日アウェー鹿島戦での復帰が濃厚となった。左大腿(だいたい)部裏の肉離れで約2カ月間チームを離脱していたが、先週から全体練習に本格合流。

17日は仙台市泉サッカー場で行われたミニゲームに主力組のボランチとして途中出場。鋭い縦パスでFW長沢駿(30)のゴールをアシストし、守っても激しい寄せでボール奪取するなど攻守で猛アピールした。

プロ3年目で初の開幕スタメンを確実視されながら、直前練習でまさかの離脱。練習を終えた椎橋は「コンディションはいいです。試合に出ていなかったので試合感覚は落ちていますが、出続けて上げていくしかない。試合に絡めたら僕なりに何をすべきか理解はできているので、しっかり勝ちに導きたい」と意欲を示した。

チームはここまで1勝1分け5敗の17位に低迷する。待望の若武者復帰に渡辺晋監督(45)は「戦術理解では秀でたものがあるし、彼が入ったら何ができるか分かっている。練習試合にも出ていないので、コンディションを見極めて慎重に判断したい」と話した。