湘南ベルマーレは前半41分にPKから奪われた失点を取り返すことができず、横浜F・マリノスに1-0で敗れた。

曹貴裁監督(50)は「お互いにいいところを出し切ったスペクタクルなゲームになったと思います。不注意で与えたPKの1点が最後まで響いた。この悔しさを次に出したい」と振り返った。

試合では10代2人を含む21歳以下の選手を4人先発させた。敗戦を悔やみつつも、そうした若い力への手応えも口にし「大胆に我々らしく、相手の良さを消すだけじゃなく、チームを推進させる良さも出してくれた」と評価した。

敗れはしたが、メンバーが変わる中でも最後までハードワークする湘南らしいサッカーを示した。FW中川寛斗(24)は「試合の入りも悪くなかった。これが湘南だというところはみせられたと思う。個人としては、決めるところを決めないと勝利の確率は下がると実感した」と話した。次は中3日でリーグ戦のサガン鳥栖戦を迎える。現在、最下位に沈む相手とのアウェー戦へ向け、FW梅崎司(32)は「絶対に負けられない戦いになる。やるべきことをやり続けないと結果は生まれない」と気を引き締めていた。