J1ジュビロ磐田DF新里亮(28)が26日、「武蔵封じ」を誓った。

28日にホームで対戦(ヤマハ、午後3時)する札幌のFW鈴木武蔵(25)とは、15年にJ2水戸で半年間プレー。3バック中央での先発が濃厚な新里は「個人のことよりも、チームの勝利が大前提。だけど(点を)取られたくはない」と、移籍後も交流のある元同僚とのマッチアップに闘志を燃やした。

鈴木は今季、公式戦10試合で8得点を記録。3月には日本代表に初選出され、国際親善試合のコロンビア戦でA代表デビューも飾った。新里は「良い状態にある。それに実力も伴って、代表にも選ばれた。当時(水戸時代)から身体能力が高く、ボールへの執着心もある」と、警戒を強める。

前節の名古屋戦は、堅守速攻を軸に試合を優位に進めながらも、0-1で敗戦。今季2度目の連敗を喫した。「イメージ通りの試合ができた中で、チャンスも作った。それでも勝てないことが現状を物語っている」と新里。現在16位に低迷するチームとしても、開幕から8試合でわずか1勝の流れを変えたいところ。新元号「令和」での反撃へ-。まずは好調のストライカーを止め、平成最後の一戦を勝利で締めくくる。【前田和哉】

◆新里亮(しんざと・りょう)1990年(平2)7月2日、愛知県岡崎市生まれ。岡崎城西高-中京大を経て、13年に水戸に入団。16年に甲府へ移籍し、昨年から磐田。J1通算70試合無得点。J2通算94試合2得点。185センチ、70キロ。血液型A。