川崎フロンターレに今季加入したブラジル人DFジェジエウ(25)が、3日のベガルタ仙台戦でデビューする可能性が出てきた。

チームは2日、神奈川・川崎市内で仙台戦に向け調整。DF奈良竜樹(25)が4月26日の練習中に左ひざを負傷し長期離脱が避けられない状況で、新助っ人が紅白戦で主力組のセンターバックに抜てきされ、空中戦や対人の強さ、スピードをアピールした。

これまでリーグ戦で2試合にベンチ入りしたが、公式戦出場はなかった。川崎Fの速いボール回しと後方からの攻撃の組み立てになじむまで時間を要したが「自分なりにチームのやり方を分析してきたところで、最近はそこにフィットしてきたかなと思います」と手ごたえを口にする。

ベンチ外の日々を「ゲームに絡まないことは、メンタル的に簡単なことではなかった」と明かし「練習の前に、いつチャンス来るか分からないから、その日にできることを精いっぱいやろうと考えながらやってきました」と振り返った。仙台戦へ「先発できるとすれば、チームの力になりたい。フィジカルも心の面も、自信をもってやることが一番だと思っている。出るだけでなく勝利を勝ち取ってチームとしてよりいい状態に持っていければ」。

奈良、MF中村、阿部、DF車屋が離脱していた中、4月28日の神戸戦ではアウェーで勝ち点3を手にした。新助っ人の活躍がさらにチームの層を厚くしそうだ。