アルビレックス新潟はV・ファーレン長崎に敗れ、今季初の連勝はならなかった。第6節徳島ヴォルティス戦以来、7試合ぶりの黒星を喫した。勝ち点17のままで、暫定順位は10位に下がった。

追撃は及ばなかった。試合終了間際、新潟はMF高木善朗(26)がペナルティーエリアに進入したところで倒されてPKをゲット。これをFWレオナルド(21)が決めて2-3としたが、ここで試合終了のホイッスルが鳴った。

就任後初黒星となった吉永一明監督(51)は追い上げては突き放される展開に「もったいないミスが目立った。結果は残念」。前半の2失点が痛かった。前半7分に長崎のFW呉屋大翔(25)に先制されると、終了間際にMF大竹洋平(30)にFKを直接決められた。新潟は後半14分にMF渡辺凌磨(22)の2試合連続ゴールで1点を返すが、23分に3点目を許した。

ただ、後半は攻撃のリズムをつかんだ。後半開始からMF小川佳純(34)が出場。中盤を厚くし高い位置でボールを動かした。14分にはDFパウロン(29)がセンターバックに入り、移籍後初出場を果たした。今後に向けた攻守の形に一定の手応えはあった。