北海道コンサドーレ札幌は22日、2年ぶりのルヴァン杯1次リーグ突破を目指し、最終節アウェー湘南ベルマーレ戦(BMWス)に臨む。

DF石川直樹(33)の3月17日リーグ戦鹿島戦以来の試合復帰が予想される。21日、札幌・宮の沢での前日練習を終えると、「勝って決勝トーナメント(プレーオフ)進出でしょう」と力強く言い切った。

3月末に右太もも裏を痛め、4月4日に同箇所の肉離れを発症して別メニューだったが、今月9日に全体練習に合流した。同杯では第1、2節に先発したが、離脱後の第3節ホーム湘南戦以降は、リーグ戦で主力のDF福森がカップ戦とのフル稼働で左DFを務めてきた。福森は今回もベンチ入りが見込まれるが、リーグ戦次節G大阪戦まで中2日だけに、温存も視野に入れ石川の出場に期待がかかる。「粘り強く。うちがやるべきことをやって、相手が嫌なことをしっかり考えながらできれば」と、久しぶりの試合を見据えた。

現在、札幌はA組1位タイで、引き分け以上で上位2チームに入り1次リーグ突破が決まる。それでも引き分けは「考えちゃダメ」と石川。リーグ戦前節浦和戦で不運な判定も乗り越え逆転勝ちした昨年覇者、湘南が相手でも、目指すのは勝利だけだ。【保坂果那】