サガン鳥栖はFWフェルナンドトーレス(35)が、公式戦4試合ぶりとなる先発復帰も不発に終わった。

前線のプレスや背後を突く動きを心がけたが、決定機にまではつながらなかった。

本人は「中盤のボールの動かし方の部分でまだやるべき事が多い。進んでいく道は険しい」と浮かぬ顔。1点を追う後半41分、右クロスにフリーで合わせる決定的な場面もあったが、ゴールの上をギリギリで越えていった。

金明輝監督(38)は昨季途中も終盤5試合で指揮を執り3勝2分けでJ1残留に導き、7日の就任後も公式戦3戦無敗中だったが、ついに初黒星を喫した。初の1次リーグ突破もかなわず、元スペイン代表は「サッカーは時として負け、時として勝つ。過去は忘れて次のリーグ戦に集中していきたい」と話した。