J1清水エスパルスFWドウグラス(31)が3戦連発に意欲を示した。

6月1日のアウェー松本戦(サンアル、午後6時)に備え、30日は静岡市内で非公開練習を行った。前節仙台戦で2得点を挙げたブラジル人FWは次戦も1トップで先発が濃厚。不整脈の治療などから完調したエースは「100%に近い状態をさらに上げていく」と力強く話した。

仙台戦では得意のヘディングで2得点。90分間の走行距離も両チーム最長の12・116キロを記録した。試合終盤には自陣で相手の攻撃をはね返し、守備でも貢献。篠田善之監督(47)は「完璧に近い状態に戻ってきている」。同試合ではFW北川航也(22)もPKで5試合ぶりの得点。頼れる助っ人と若きエースの共演で勝利したチームの状態は右肩上がりだ。

ドウグラスは昨年7月の加入後、リーグ戦15試合で11得点。圧倒的な存在感を示すも、3試合連続得点はなかった。3戦連発となれば、広島に在籍していた15年以来4シーズンぶりとなる。松本には過去の公式戦で6戦未勝利だが、ドウグラスは「勝ちにいくし、点も取るよ」と不敵に笑った。リーグ序盤の遅れを取り戻すべく、ゴールだけを目指す。【神谷亮磨】