試合は引き分けに終わった。先制点は大宮アルディージャだった。福岡の猛攻をしのいで迎えた前半34分にCKのワンチャンスを生かした。

ショートコーナーからDF菊地光将(33)が頭で今季1号を決めた。押し込まれながらも、前福岡のMF三門雄大(32)が攻守のバランスを整え、スキをうかがっていた。

1点を追うアビスパ福岡は、ファビオ・ぺッキア監督(45)が後半へ「中盤もっとシンプルにプレーしよう。ピッチの横幅をもっと活用しよう」と指示。FWフェリックス・ミコルタ(29)、FW城後寿(33)の投入で打開を図った。そして攻撃が活性化して迎えた同33分、ついに同点に追いついた。オーバーラップしたDF石原広教(20)の左クロスにFWヤン・ドンヒョン(33)が合わせて今季5点目を突き刺した。

大宮は4試合連続引き分け、決定力不足に泣かされた福岡は2連勝を逃した。