J2リーグ2位のモンテディオ山形は15日、ホームで首位の水戸ホーリーホックと前半戦の天王山に臨む。

堅守のチーム同士の我慢比べ。全員守備でゴールを守る。DF熊本雄太(23)は2-2のドローに終わった前節8日の甲府戦について「前線の選手が強力だった。簡単にいけば良いところを無理して失点した」と振り返った。リーグ最少8失点の水戸は「先に失点したら厳しくなる。0に抑えないといけない。(今週の練習は)クロスへの対応、連係を意識した」と万全の準備で戦う覚悟だ。G大坂から育成型期限付き移籍で加入し、前節で初出場初先発したDF野田は「合流して1週間だが常に出る気持ちで準備している。J1昇格に貢献できるようなプレーをしたい」と意欲を見せた。

木山監督は水戸について「攻守にアグレッシブにやるチーム。しっかり相手の守備をかわさないと前進できない。アバウトな攻撃ではダメ」と分析。守備の要のDF栗山ら、けが人が出ているが「代わりの選手が経験を積める。チーム力が上がるチャンス」とポジティブに捉えている。勝ち点33で並ぶ両チームの大一番。ホームで戦う地の利を生かし、首位に再浮上する。上位陣との連戦「死の6月」を乗り切れば、J1の現実味もグッと近づく。