久藤清一監督(44)の新体制となったアビスパ福岡は、この日の試合前、地元福岡の九産大と「共同研究契約(アドバイザリー契約)」を締結したことを発表した。

人間科学部・スポーツ健康科学科に発足した教授ら専門分野の6人による「トップアスリートスポーツ科学支援チーム」により、有酸素能力や筋力などの測定、動体視力や状況判断などに関する測定が行われ、データの蓄積をユースからトップチームの強化に活用する目的がある。

1台約4000万円する筋力測定機など日本屈指の最先端機器を複数そろえており、下位に低迷するクラブには最高の“援軍”となりそうだ。J1松本の例に次ぐ取り組みで、鈴木健仁強化部長(48)は「数値化してコンディション管理などに生かしたい。データを蓄積することで、トップチームの強化につなげられれば」と期待した。