ヴィッセル神戸がJ3ギラヴァンツ北九州に快勝し、初戦を突破した。

普段出場機会が少ない選手たちが躍動した。前半44分、MF安井拓也(20)がFW小川慶治朗(26)からのクロスに反応。ペナルティーエリア内正面でボールを受けると、ゴール右に突きさした。

後半11分には、相手GKが不用意に飛び出し、ゴールが無人になったところにFW小川が決めた。さらに同18分、CKからゴール正面でボールを受けたFW田中順也(31)が、GKのゴール左へ技ありのシュートを決めた。

最後は同35分、MFセルジ・サンペール(24)がドリブルで持ち込み、相手のディフェンス陣を3人かわし、フェイントでGKの体勢が崩れたところに技ありのダメ押し弾を決めた。

神戸は6月30日の名古屋グランパス戦から中2日、6日の清水エスパルス戦に中2日で挑むという週3戦の厳しい日程だったが、フィンク監督は「今までなかなか見られなかった選手がいいアピールをしてほしい」と、J1リーグ戦で出場機会が少ない選手をスタメンに起用していた。