セレッソ大阪が本拠地で3発快勝した。

主役はDF丸橋だった。前半22分、FW奥埜から出たパスをMF水沼が右サイドでキープしてクロスを供給。左サイドを駆け上がった丸橋が左ダイレクトで合わせて、鮮やかな先制シーンとなった。

水沼が「あれは合わせるのがうまかった」と丸橋を持ち上げれば、丸橋は「いいボールを上げてくれると信じていた。思い切り振り抜こうと思った。立ち上がりから主導権を握り、後半も崩れることなくできた」と胸を張った。

世界文化遺産への登録が決まった百舌鳥・古市古墳群の公式PRキャラクターを務めた堺市の「ハニワ課長」をこの日、クラブから特別に招待していた。主審に代わって試合前のコイントスも依頼。堺市はC大阪のホームタウンの1つで、登録が決まった際もクラブ内で盛り上がった。

クラブが発注した古墳の形をした「祝 世界文化遺産登録決定」と記した2・5メートルサイズの特製フラッグ(旗)も完成し、試合前にサポーターにお披露目した。

クラブの担当者は「特注でようやく試合当日に完成が間に合った。よかったです」と喜んだ。そのフラッグに選手の直筆サインを入れて、後日に堺市に寄贈する予定という。森島社長も「さらに盛り上がっていければ」と地元の熱気を歓迎した。