横浜FCがヴァンフォーレ甲府との上位対決に競り勝ち、J1自動昇格圏内の2位をキープした。横浜FCは2列目の左MF松尾佑介(22)が1得点1アシスト、右MF中山克広(23)が2得点と“両翼コンビ”が躍動した。FWカズ(52)はベンチ外、MF中村俊輔(41)はベンチ入りしたが出番はなかった。

先制したのは横浜FC。前半8分、カウンターから松尾が左をドリブルで駆け上がりペナルティーエリア内へ。ファーサイドに駆け上がった中山へラストパスを送り、中山が右足で決めた。直後の前半16分、甲府がフリーキックからFWウタカが頭で合わせ同点に。後半2分、横浜FCは中山がMFレアンドロ・ドミンゲスのシュートの跳ね返りを頭で合わせて勝ち越し。甲府も後半11分、PKを獲得するとウタカがゴール右上に突き刺し再び同点に。だが、後半25分、横浜FCが右コーナーキックから好機を迎え、松尾がMF田代真一のシュートの軌道を変えて勝ち越しゴール。そのまま逃げ切り競り勝った。