3連覇の夢が途絶えた川崎フロンターレが28日、川崎市の練習場で30日のホーム最終戦となる横浜F・マリノス戦に向けて調整を行った。

優勝の可能性が消えたのは、横浜が松本山雅に勝利した23日。川崎Fは試合はなかったが、FW小林悠(32)は「もともと優勝は奇跡的な状況だったので。それまでの自分たちの成績が良くなかったせい。ACLに向けてとすぐ切り替えはできました」と冷静に受け止め、すぐさま気持ちを切り替えたという。

横浜が勝ち、2位のFC東京が敗れれば横浜の優勝が決まる。小林は「相手は攻撃的でバランスが取れたすごくいいチーム」と敬意を表する。その上で「目の前で優勝されるのはやはり嫌。自分たちのサッカーをしっかり見せて楽しくやることが、相手が最も嫌だと思う。いいサッカーを見せられれば」と攻撃対攻撃のガチンコ勝負を心待ちにしている。今季はホームで5勝2敗9分けと勝ち点を伸ばせなかったが、「勝っているところを見せられなかったので勝つところを見せたい」とホームの白星締めへ、強い意欲を示した。